
ゴシック様式がちょっと気になっています。
ゴシックとは何か―大聖堂の精神史 (ちくま学芸文庫)価格:
945円 レビュー評価:
5.0 レビュー数:5
素晴らしい力作である。著者自身もあとがきで述べているように、本書は建築様式のみの視点からではなく、「数世紀にわたる宗教・社会・文化の視点から大聖堂を考察」している。
通読すると、ゴシック様式の特徴、その誕生の経緯、その衰退の経緯、その復興の経緯、さらにはゴシック様式と対比しながらルネッサンス様式の特徴や誕生の経緯まで理解できるという充実した内容だ。著者の明快な文章と豊かな想像力に助けられ、飽きずに最後まで読み通すことができた。
そしておそらく本書は、建築に興味を持つ人はもちろん、キリスト教に興味を持つ人、中世ヨーロッパの庶民の生活に興味
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Evanescence - Going Under
| Q | 建築がご専門の方、ヨーロッパに行くと「ゴシック様式の大聖堂」が沢山ありますが、私は正直ほどんど見分けがつきません。特に建物の内側。一つずつどのあたりが違うんですか? |
| A | 建築(だけに限りませんが)の様式は、当たり前ですが先に様式のルール事があって、それに沿って作ってるわけではありません。端的に言うと、逆に後世から見て最もその時代の特徴を現しているモノを中心に地域的、時間的広がりのなかで、ある範囲をゴシック様式、それより以前をロマネスク様式、それより後をルネサンス様式とザックリ分けているだけです。その中で、ゴシック建築としては、尖ったアーチ(尖頭アーチ)、飛び控え壁(フライング・バットレス)、リブ・ヴォールト等がその形態的特徴として挙げられます。建物の内側(内観)でわかるのはリブ・ボールトですが、でも先に書いた理由により、単純にリブ・ヴォールトがあるものが全てゴシック様式かというとそーでもなかったりしますし、逆に単にリブ・ヴォールトがあることだけをもってその建物をゴシック様式と言い切ることも難しいと思います。詳しくは↓でも参照ください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E5%BB%BA%E7%AF%89ただ、ルネサンスがそうであるように後世になってからの過去の文化の見直しということでの古典復古(リバイバリズム)も文化運動レベル(一つの文化圏全体のスタンダードまではいかなかった、ある時代のある場所限定の文化的影響とか潮流という程度で考えてください)ではチョコチョコとあったりするわけで、(例えば↓こんなの)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E5%BB%BA%E7%AF%89更に言えばゴシックを表面的な形態上の特徴だけでとらえると、オーギュスト・ペレのル・ランシー教会とか東京大学の本郷キャンパス内の古い建物なんかをゴシック調と言う言い方もあります。http://www5.ocn.ne.jp/~space/Notre-DameduRancy.htmlhttp://yuwakai.org/dokokai3/idesanzuihitu2007/idesan20070620/toudai-hongou.htmぶっちゃけ言っちゃえば↓こーゆーのも表面的にはゴシック様式でウソではないんですよwhttp://www.bestbridal.net/tgw/aoyama/http://eternal-eien.com/kaneyamaen/bridal.htmlまた、有名なガウディのサグラダファミリアについても、ザックリ言うとデザイン先行ではなく、ガウディは放物曲線をしてゴシック建築の完成を試みる中で、あのカタチに至った(装飾は別ですが)という言い方もできますしね。(でも↑こーゆー話は他人に話す場合は浅知恵じゃなく、キチンと勉強してからしてくださいねw。じゃないとコトバだけが一人歩きして意味不明な都市伝説っぽくなっちゃうのでw)なので、建物のカタチを見ただけではそれがゴシック建築かどうかは分からないのが世の中的には普通です。つまりゴシック建築であるか否かの判断は見た目だけの知識ではないんですよ。でも、そーゆーわけで「ゴシック調」であるとか ないとか、「見た目」はゴシック様式であるとか ないとか は、自分の知識の中で誰でも言えますし言って良いことだとも思います。実を言うと、たとえ大学の建築学科の学生とか建築学科卒とかでも、殆どのヒトは見分けることはできないと思いますw。建築史の授業は大抵ありますが、学生のうちはあんまり興味ないのが殆どですから実質素人さんと一緒です。よほど建築史に熱心な大學でもない限り(そんな大学あるのか?という感じですがw)、学部の授業程度では良くてwikiに書いてあることに毛の生えた程度の知識しか実際には殆どの学生の頭には入ってませんw。また美大(の建築学科以外)で美術史に詳しいヒトでも、建築史を勉強してなければ、やはり殆ど分かりません。逆に建築学科の中で建築史の研究室に進んだヒトは逆に詳しいです(当然か・・・w)。あとは意匠設計に進んだヒトが多少見分けられると言ったところでしょうか。なので、そりゃぁ専門家には遠く及びませんが、でも一般的にソコソコ詳しいヒトにならば、歴史として系統だてたカタチでちょっと勉強すればスグになれますw。興味があるようでしたら、薄くても良いので一冊通しで西洋建築史の本(出来るだけ挿絵や写真の多いものが良いと思います)を読んでみると良いと思いますよ。・・・・・・・最後に、さんざん「見る」とか「見分ける」とか書いてますがちょっと語弊がありますね・・・「考察できる」と言いかえたほうが近いかな。 |
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